ブッダ聖地の写真および白隠の書画 特別限定販売 第一期開始

 
 
 
 

2021年7月、インド大使館における世界初の展示をスタートに、目下、白隠宗大本山・松蔭寺と日印文化交流ネットワークが全国各地で開催中のブッダと白隠禅師展」で使用されている展示作品を、この度、主催者の特別な許可のもと、屋内はもとより屋外でも展示できるように、当社のガラスコーティングを施し部数限定にて特別販売することにいたします。  
細川護立侯爵収集の白隠書画を所有する永青文庫の逸品を液体ガラスコーティングで複製した「ブッダと白隠禅師展」展示作品  
「ブッダと白隠禅師展 」は、世界で最高峰の白隠コレクションで知られる白隠宗大本山・松蔭寺細川家の秘宝を蔵する(公財)永青文庫所有の逸品の中から厳選された白隠の書画46点と、世界的に著名なインド通の写真家・丸山勇氏の撮影による仏跡地の写真12点の合計58点のすぐれた作品を、京都大学で開発された高精細スキャニング技術によって読み取り、和紙と特殊炭素素材とに忠実に再現、一点一点に学術的に正確かつ懇切なる解説を施し、場所を選ばずどこでも展示できるように工夫された世界初の展覧会です(詳しくは、主催者発表の添付 「ブッダと白隠禅師展開催趣旨」 ご参照)。複製の精度は、展覧会開催中、複製画をご覧になった方々から、これは本物ですか?と尋ねられる程、きわめて精密なものです。

 
 

弊社による販売経緯について:
同展が、昨年末に文化庁の助成を受け日本各地で開催された際、日光を直接受け、時に雨風にさらされる可能性のある屋外での展示を可能とするために、遮光性と防水性がにすぐれた当社技術によるガラスコーティングをご提供したご縁で、この度、特別な許可を得て限定販売させていただくものです。

 
 

「ブッダと白隠禅師展 」・・・江戸時代に活躍した禅僧・白隠は、「駿河には過ぎたるものが2つあり、富士のお山に原の白隠」とうたわれる日本が世界に誇る富士山とならび讃えられ、「臨済宗中興の祖」と仰がれる偉大な禅僧です。その白隠には、「仏教とは何か?」を示し伝える、実に意義深い多くの書と画が残されています。実は、このことはこれまであまり知られてこなかったものですが、この度の展覧会は、その意義を明確に伝え、混迷した現代に生きる我々に、この時代を生き抜くたしかな力を与えるために企画されたもので、その作品の価値は、同じく江戸時代に生きた北斎に勝るとも劣らぬものがあります。まさに日本が世界に誇るべき文化財です。
その作品は、各地に散在し所有されておりますが、もっともすぐれた諸作品は、白隠禅師が住職をしていた白隠宗大本山・松蔭寺と、細川家の第16代当主・細川護立侯爵が収集した白隠書画を保管している(公財)永青文庫に所蔵されています。今回展示されている作品は、この二か所に所蔵されているもののなかから特に秀逸なものを厳選し、特別に原画をスキャンさせていただいたデータにもとづくもので、その販売の機会は、今回が最初にしておそらく最後となるものです。

 
 
 
 全58作品のうち、第一期となる今回の特別販売要領は以下の通りです。
 
特別限定販売 第一期  << 作品一覧 >>
液体ガラスコーティングで複製した白隠宗大本山松蔭寺と細川護立侯爵収集永青文庫所蔵の白隠書画(達摩像)
ンドから中国に禅を伝えた禅宗の初祖である菩提達摩(ボダイダルマ。5世紀後半~6世紀前半)の姿を描いたもの。達摩は、インドから海を経由して中国に到り、時の皇帝である武帝に迎えられた。しかし、武帝が達摩の教えを了解することができなかったため、達摩は揚子江(ヨウスコウ)をわたり北魏に移り、嵩山(スウザン)の少林寺でただひとり壁に面して坐禅すること、実に九年(「面壁九年(メンペキクネン)」と言う)に及んだ。
 本図は、白隠の達摩像のなかの最高傑作である、「どう見ても」という珍しい賛(絵に添えられた文字)をもつ達摩大師像である。
は、達摩像に添えられることが多い「見性成仏(「ケンショウジョウブツ」と読み、その意味は、「自己の本性を悟って仏と成る」である)」という四字熟語である。これこそが達摩大師の示した仏道であり、禅という仏道がどのようなものであるかを端的に示したことばである。
 仏教の本来の目的は、「人が仏となる」ことにこそある。それは、今までまったく知り得たことのない「自己の本性」を見抜くことであるから、「見性」と言う。禅門は、「見性」によって「成仏」を自己の上に実現させようとする。
 松蔭寺所有のこの達摩図は、「見性成仏」という賛を持つ達摩像のなかでも特に優れたものである。
液体ガラスコーティングで複製した細川護立侯爵収集永青文庫所蔵の白隠書画(大灯国師)
済禅を中国から日本に伝えた大応国師(ダイオウコクシ)の弟子である大灯国師(ダイトウコクシ。1283年~1338年)像である。大灯国師は、京都の大徳寺を開いた鎌倉時代の偉大なる禅僧である。このすさまじい姿は、まず「見性成仏」という悟りを開き、そののち更に厳しい修行を重ねてより深い悟りを開いたあとに、更にその身心を調え養い育てることを目的に、京都の五条の橋の下で乞食の群に入って鍛錬しているときの様を描いたもの。それは、生きとし生けるものを活殺自在に救うために要せられる最後の修行である。
 今日、永青文庫には、気迫みなぎるこの上ない大灯国師像が2幅のみ伝えられているが、その内の1幅が、頭に笠をかぶったこの大灯国師像である。
液体ガラスコーティングで複製した白隠宗大本山松蔭寺と細川護立侯爵収集永青文庫所蔵の白隠書画(暫時不在・楊柳観音)
に道力みなぎる書である。賛の意味は、「悟って悟り抜いた末に得た本当の心を、わずかでも失ったならば、その人は死人と同じである」というもの。
これは、中国の巌頭和尚(ガントウオショウ)(828年~887年)の語である。
白隠禅師は、若い時に、偉大な禅僧である巌頭和尚が賊にあって殺されたという逸話を聞いたとき、「巌頭和尚でさえも、盗賊にあって殺されてしまうのか」と、大いに落胆し、「仏法は信ずるに足りない」と思った。しかし、後に、白隠禅師自身が豁然として大悟するや、声高に「巌頭和尚は、今もって元気で生きておるわい」と叫んだという。
悟りの眼をもってみるならば、「死んでいて死んでいない」のである。
 その巌頭和尚は、言う。たとえ少しの間であっても、本当の人間として生きていないのであれば、「生きていながら、死んでいる」のである、と。
は、白隠禅師が観音菩薩を描くさいに最も多く見られる「慈(イツク)しみの眼もて衆生を視す。福と寿の海は無量なり」という句で、『観音経』という経典にあることば。
 つまり白隠禅師は、苦しみの大海に浮き沈みしている衆生を、あらゆる手だてをもって救いとる観音菩薩の大救済行を説く経文をもって、悟りを得た仏道者のあるべき姿を端的に示したわけである。
 図様(ズヨウ)は、左脇に描かれた水瓶の中に柳の枝があることから、三十三観音の一つである「楊柳(ヨウリュウ)観音」である。
あえて楊柳観音が画題に採られている意図は何か?ある楊柳観音の賛に「一滴の清き楊の水は、多劫(タコウ)に(わたって)苦輪(クリン)を催(クジ)く」と。
写真家丸山勇氏撮影によるブッダ生地の写真     世界的に著名なインド通の写真家・丸山勇氏の撮影による仏跡地の写真。
 
 

 白隠の書画

番号 作品名 所蔵 書画原寸 価格(円、税抜。送料別) 販売数
H-1 達摩像(どうみても) 永青文庫 縦128.0×横56.0 300,000 限定10部
H-2 達摩像(見性成仏) 松蔭寺 縦130.7×横58.9 300,000 限定10部
H-3 大灯国師 永青文庫 縦128.0×横55.8 300,000 限定10部
H-4 暫時不在 永青文庫 縦127.0×横54.3 300,000 限定10部
H-5 楊柳観音 松蔭寺 縦129.7×横60.4 300,000 限定10部

※ 軸装は、各作品とも5部のみとなります。また別途、軸装費用(およそ5万~7円程度)が掛かります。

 
 
 
 

 ブッダ生地の写真

番号 作品名 所蔵 サイズ(cm) 価格(円、税抜。送料別) 販売数
B-1 ガンジス川の夜明け 丸山勇 横49.8×縦76.0 50,000 限定20部
B-2 ブッダ生誕の地タライ盆地 丸山勇 横70.5×縦70.9 50,000 限定20部
B-3 苦行像(ラホール博物館) 丸山勇 横61.2×縦76.0 50,000 限定20部
B-4 初転法輪像(サールナート博物館) 丸山勇 横51.9×縦76.0 50,000 限定20部
B-5 荼毘塚とヒラニヤヴァティー河 丸山勇 横60.0×縦76.0 50,000 限定20部

※ パネル仕上げには、別途費用が掛かります。

 
 
 
 
 
 
仕様
 

ガラスコーティング仕上げ

株式会社北辰が開発したフレスコグラフィックシート白化粧紙に原画データを用い印刷したうえで、耐光性と耐水性を備えた液体ガラスコーティングを施し、光や水による劣化を防ぎ、屋外での展示も可能にした世界初の作品となります。なお、「フレスコグラフィックシート白化粧紙」は、見る角度によって光による反射等の影響を一切受けず、色彩が鮮明に印刷できるよう新たに開発されたものです。なおご希望の方には、書画については和紙に印刷した書画を軸装仕上げにしたもの、写真についてはパネル仕上げにしたものをお届けします。

<ご希望の方> 軸装仕上げ 可 ※書画のみ

専用和紙に原画データを印刷したうえで、専門業者に依頼し、軸装仕立てにしたものです。軸装は、霧箱に入れ箱書きをしお届けいたします。
液体ガラスコーティングで複製した白隠宗大本山松蔭寺と細川護立侯爵収集永青文庫所蔵の白隠書画(軸装仕立て)

<ご希望の方> パネル仕上げ 可 ※写真のみ

フレスコグラフィックシート白化粧紙に印刷したうえで、木製のパネル枠に貼ったうえでガラスコーティング仕上げをします。

いずれも作品番号(通し番号)を入れての出荷となります。
 
 
 
 
 
 
ご注文の流れ
ご注文
まずは下記の[ご注文方法] をご覧いただき、注文フォームを参考に、FAX(ファックス)か E-Mail(電子メール)でご注文ください。2営業日以内にメールまたは電話にてご注文内容やお支払いについてご連絡させていただきます。
お支払い前のキャンセルや注文変更は可能ですのでご遠慮なくお申し付けください。
お支払い
この度の頒布は、オンデマンド受注制作販売のため、受注ならびにお支払いを確認させて頂いたのち制作に着手致します。
お支払い手続き完了後のキャンセルは致しかねますので、内容を十分にご確認のうえお支払い頂きますようお願い申し上げます。
発送
オンデマンド受注制作販売のため、3~4週間ほどのお時間を頂戴してからのお届けとなります。商品到着までしばらくお待ちください。
 

なお全国での展覧会開催情報につきましては、日印文化交流ネットワークのホームページ( https://tsunagaru-india.com/ )で随時公開しておりますので、そちらをご覧ください。なお本展覧会の写真、書画の内容に関する詳細な解説は、本展覧会公式の図録(『ブッダと白隠禅師展』)をご覧ください。上記ホームページより購入ができます(詳細は、同ホームページの「お知らせ」欄に掲載されている2021.7.27付「「ブッダと白隠禅師展」図録を頒布いたします」を御覧ください)。

 
 
 
 
 
 
ご注文方法

<ご注文受付>

FAX(ファックス)利用の場合

下記「購入申込書」をダウンロードして、必要事項をご記入のうえ、下記ファックス番号にて送信ください。
ファックス番号 047-411-6219

E-Mail(電子メール)利用の場合

下記「購入申込書」をダウンロードしてメール添付するか、または、申込書事項を電子メールにベタ打ちでご記入いただき(フォーム自由)下記アドレスに送信ください。
メールアドレス inamoto@lifepick.co.jp ※受付後折り返し、担当よりお支払い方法や納品日程などをご連絡させていただきます。
 

『購入申込書』をダウンロード

 

<お支払い方法>

銀行振込(振込手数料はご負担ください)
※ご注文受付後に指定振込銀行口座情報をご連絡いたします。
 

販売は数量限定となっておりますのでお早めのご注文をお勧めいたします。白隠宗大本山松蔭寺と、細川護立侯爵収集の白隠書画を所有する永青文庫の逸品を、高精細スキャニング技術と当社ガラスコーティングで複製した「ブッダと白隠禅師展」展示作品を手に入れるチャンスです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

#ブッダ

#白隠禅師

#ブッダと白隠禅師展

#永青文庫

#液体ガラスコーティング

     
PAGE TOP